
でろ様
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スター
グレード
称号
特定店舗集中型
総合満足度
5.0
僕らは出鱈目に体を重ねて、小学二年生が考えた新しい怪物みたいな形になりながら、天井を眺めていた。 窓から入る光が、彼女の顔の半分だけを照らしている。 今日もいつも通りだったはずなのに、 彼女の中にある何かの輪郭が、ぼんやり見えた気がした。 強さというより、どこにも逃げないでそこにある感じのもの。 触れれば壊れるのではなく、むしろ触れた側が、少しだけ削られるような。 役割の中にあったはずの時間に、ほんの少しだけ別のものが混じった気がする。 それが何かは、わからない。 わからないままでも、たぶん問題はない。 外に出ると、春めいた空気が二人を均してくれる。 おどろおどろしい「夕焼け小焼け」が響き渡る。 防災無線のパンザマストを見上げながら、 「帰らなきゃって気持ちにさせてるのかな」 と彼女が言った。 いつも通り、横断歩道を渡った先の建物のファサードで別れを告げる。 けれど今日は、均されずに、そのまま持ち帰ってしまいそうな気がしていた。
利用日: 2026年3月19日