クイーンのデラックスルーム――そこは俺にとって一種の聖域だ。
足を踏み入れるたび、いつも心を撃ち抜かれる。クロスも床も新しく、無駄がなく、それでいて洗練されている。ここまで徹底して空間を磨き上げる場所が、他にどれだけある?と問いかけたくなる。
ユニットバスはカラリ床。乾きやすく、使う者の足跡すらすぐに飲み込んでいく。快適さを追い求めた結果の選択だろう。こういう細部にこそ魂が宿る。ウォッシュレットも上等。細やかで、淀みがない。俺はこういう配慮に弱い。
確かに待つことはある。混雑すれば、デラックスかノーマルかを選べず、価格が千円ほど上下する。それでも許容できる。なぜなら、それ以上の“答え”を部屋が返してくれるからだ。
これ以上のコスパはあるのか?俺は首を振る。
クイーンはただの宿泊ではない。洗練と快適さ、その両方を絶妙に織り込んだ「体験」なのだ。少し待ってでも、俺はまたここを選ぶ。選ばずにはいられない。
――そう、クイーンのデラックスは、俺にとって妥協なき居場所であり、また帰りたいと願わせる舞台なのである。