夫婦のセックスレスが1年以上続き、再開のきっかけ探しも徐々にあきらめムードへ。あなたを含め、そんな「夫」が全国に4割以上もいることを知っていますか?
結婚、出産、家族化の流れをたどって進む、夫婦のセックスレス。夫から妻へ再開の誘いをかけても、精神的な面で余裕のない妻にいつも断られてしまう…なんて流れは“レス夫婦のあるある”なのです。
この記事では、性に関する調査データをもとに、1年以上続く夫婦のセックスレスの実態をご紹介。その上で、「夫からセックス再開のきっかけを妻にプレゼントしよう」と提案する理由に迫っていきます。
1年以上続くセックスレスに悩む男性は、全体の4割超え…
1年以上続く夫婦のセックスレスに悩む男性の割合を知るべく、ジェクス株式会社の実施した大規模な性調査『セックス・サーベイ』の統計データをまとめると、全体の4.1割の男性がセックスレスに直面していることがわかりました。
\男性の年代別・セックスレスに関するデータまとめ/
年代 | 1年以上セックスしていない | セックスなしの射精 | セックスしたいと
よく思う |
パートナー以外の特定の1人とセックスしている |
20代 | 17.9% | 51.8% | 42.0% | 37.4% |
30代 | 28.3% | 38.9% | 37.8% | 33.1% |
40代 | 35.9% | 35.1% | 43.0% | 31.4% |
50代 | 45.3% | 38.7% | 38.0% | 24.8% |
60代 | 62.2% | 38.6% | 23.1% | 22.9% |
全体 | 41.1% | 39.9% | 36.5% | 28.9% |
有効な回答数 | 2163人 | 2515人 | 2515人 | 2163人 |
30代・40代男性の4人に1人が1年以上セックスレス
既婚者の多い30代・40代男性のうち「1年以上セックスしていない」と回答した人の割合は、およそ4人に1人。これは、65歳の高齢者が占める人口の割合と同等、もしくはそれ以上と言えます。
30代・40代といえば、性生活においてまだまだ現役とされる年代。更年期障害など「身体の老い」を顕著に感じ始める50代まで10年以上あります。セックスレスが当たり前の年代に差しかかるには、だいぶ早いと言えるでしょう。
セックスレスの男性であっても、セックス再開のきっかけを探している
現にセックスレスであっても、男性たちはセックス再開のきっかけを探しています。その証拠に、「セックスがしたい」と回答した男性は全体の3.7割もいたのです。
既婚世代・ミドル世代とされる30代・40代男性の「セックスがしたい」割合に至っては、いずれも全体平均を超え、2~3人に1人は「セックスがしたい」と回答していることがデータから読み取れます。
再開のきっかけを掴めず、男性たちは仕方なくセックスなしの射精
セックスレスから脱却しようと再開のきっかけを探すも、そう簡単にはいかず。悩むうちに時は過ぎ、気づけば1年以上レス状態が続き…仕方なく、セックスなしの射精で我慢している男性も多くいます。
オナニー、セフレ、風俗など、セックス以外の方法で射精する男性が最も多い年代は20代。ただ、20代の多くは、“まだまだ若くてパートナーもおらず、精力が有り余っている年頃の男性”と言えます。
妻子持ちで家庭があるのにセックスレスという状況に置かれ、やむなくセックスなしの射精をしている男性の年齢層を聞かれれば、30代・40代を指すのが一般的。
この年代では、3.5割~3.9割(2~3人に1人)の男性が、セックス以外の方法で射精している実態があります。
男性の「セックス・ロス」、再開のきっかけは妻ではなく愛人へ
1年以上続く夫婦のセックスレスに意気消沈した男性は、すっかりロス状態に…再開のきっかけを妻に求める代わりに、特定の愛人1人にセックスを求める傾向が見て取れます。
パートナー以外の特定の1人とセックスしている男性は、全体の3割ほど。この中には、「セックスレスを解消しようと妻に再開のきっかけを提示したが、あっさり断られた」という男性も含まれることが推察できます。
夫婦の性生活再開のきっかけを掴み損ねた男性たちは、手頃に遊べる愛人、あるいは風俗嬢・出会い系に登録している女性を相手に、セックスレスの不満を吐き出しているのが実態と言えるでしょう。
\以上のデータをまとめると…/
- 男性の4人に1人は、1年以上続くパートナーとのセックスレスに悩んでいる
- 男性の2~3人に1人は、パートナーとのセックス再開のきっかけを探している
- 男性の2~3人に1人はセックス再開のきっかけが掴めず、セックス以外で射精している
- 男性の3人に1人は再開のきっかけ探しをあきらめ、パートナー以外とセックスしている
これが、1年以上続く夫婦のセックスレスの実態。ただし、諦めて愛人に逃げるのはちょっと待った!夫のあなたから、この世界に一人の大事な妻へ「セックス再開のきっかけをプレゼント」しましょう。
1年以上続く夫婦のセックスレス、再開のきっかけは「夫から」
1年以上セックスレスが続いた場合でも、夫のあなたから再開のきっかけ作りをしましょう。
夫婦のセックスレス、再開のきっかけを妻も待っている
夫婦のセックスレスを断つための「再開のきっかけ」を待っているのは、あなただけではありません。夫と同じくらい、妻も機会を待っているのです。
\セックスレスを解消したい?筆者の友達ママ20名に聞いてみた/
選択肢 | セックスレスを解消したい? |
絶対にしたい | 5名 |
できればしたい | 9名 |
どちらでもいい | 3名 |
できればしたくない | 2名 |
全然したくない | 1名 |
有効回答数 | 20名 |
※調査対象は30代既婚女性。
1年以上続く夫婦のセックスレスに悩む20人の既婚女性(人妻)を対象に、「セックスレスを解消したい?」という簡単な質問でアンケートを実施してみました。
その結果、20名中14名の女性が、「絶対にしたい」または「できればしたい」と回答しました。つまり、夫婦のセックス再開のきっかけを待ち望んでいる人妻は、全体の7割を占めるわけです。
実に、1.4人に1人の妻が、夫婦のセックスレスを解消したいと思っている計算になります。夫婦のセックス再開に前向きなのは必ずしも男性・夫だけではないことが読み取れますよね。
妻からセックス再開のきっかけを作るのは、ハードルが高い
夫婦のセックスレス解消に前向きでも、妻からセックス再開のきっかけを作るのはハードルが高い…と感じている方がほとんど。
一例として、アンケートにご協力いただいた人妻の口コミを取り上げます。
レスになってちょうど1年くらい経つので、もう一度夫とできるようになればいいなとは思うものの、女の自分から誘って引かれないかが心配です…(31歳の妻)
仕事に育児に頑張ってくれる旦那さんに、セックスまで求めるのは気が引けます。「俺はあとどれだけお前のために無理すればいいんだ!」ってなりそうで、正直怖いんです。(35歳の妻)
私もいい歳なので、今さらカラダの付き合いを求めるのも、なんかね…。夫にもう女性として見られていないんじゃないかとも思ってしまうし。(39歳の妻)
セックスレス再開のきっかけは、夫からプレゼントしよう
セックスレス解消のきっかけは、夫のあなたからプレゼントしてあげましょう。妻と同じように、あなたも「求めて断られる不安」を感じているかもしれません。
でも、ここは勇気を出すとき。
「妻」と言えども、元を正せば「ひとりの女性」です。
- お姫さま扱いされたい
- 求められたい
- リードしてもらいたい
このように、妻となった今も、「いつまでも女でいたい」というのが女性の根本心理。何歳になっても、“妻”や“子どもの母親”ではなく“最愛の女性”として、夫に愛してほしいのです。
夫婦のセックスレス、再開のきっかけを夫が作るコツ
夫のあなたが、セックスレスを意識しすぎてはダメ
夫婦のセックスレスが1年以上続いているからといって、夫のあなたがレスを意識しすぎるのはNG。なぜなら、レスを意識しすぎると「再開のきっかけ作りをした結果」にばかり目がいくからです。
- 自分はきっかけ作りを頑張ったが、妻に拒否された
- レス解消のために妻を誘ってみたが、妻の反応がイマイチだった
- 何度誘っても、妻がセックス再開に乗り気だったことはなかった
こうして「結果」ばかり見てしまうと、セックス再開のきっかけ作りをしてみての「過程」を見落とします。つまり、あなたの妻の「心の動き」や「置かれている状況」を配慮する余裕がなくなってしまうのです。
カラダのお付き合いという繊細な問題ですから、夫婦のセックスレスを脱却するには時間が必要な場合もあります。レス状態が年単位で続いているとなれば、なおさらです。
\ポイント①/
夫のあなたが、セックス再開のきっかけを無理に作ってもダメ
夫婦のセックスレスを脱するための「再開のきっかけ」は、無理に作るべきものではありません。無理にきっかけを作れば、妻には「何が何でも性欲を満たしたいんだな…」と映ってしまいます。
- 夫婦の寝室で眠る前に、やたらとそわそわする
- 急に妻へのボディタッチを多くする
こんなふうに、無理にセックス再開のきっかけを作ることはやめましょう。
無理にきっかけを作るくらいなら、妻との会話やデートを増やすことに専念した方が、よほどセックスレス解消に役立ちます。
\ポイント②/
この理屈がわからないあなたは、「夫婦のセックスレス「妻が拒否」する本当の理由とは【30代新妻が核心を暴露】」を読めば、直感的に理解できます。★記事が未アップのため、内部リンク未設定★
セックス再開のきっかけが掴めなければ、小道具に頼ってOK
どうしても夫婦のセックス再開のきっかけが掴めなければ、場所・シチュエーション・ラブグッズといった小道具に頼るのも1つの方法です。
メラビアンの法則にあるように、人の印象は視覚情報が55%を占めています。
- 景色の綺麗なリゾートホテルに夫婦で宿泊する
- ちょっぴり豪華なディナークルーズで夫婦仲を深める
- ラブローション入りのお風呂に、夫婦で混浴する
小道具を使い、ひと目でわかるような「いつもと違うシチュエーション」を演出することが、セックス再開のきっかけになり得るわけです。
\ポイント③/
「ラブホでのお風呂プレイはエロくて楽しめる!おすすめなプレイ方法9選!」でも、視覚情報にアプローチする方法やラブグッズを広くご紹介しているので要チェック。
1年以上続く夫婦のセックスレス、再開のきっかけは「夫が作る」:まとめ
1年以上続く夫婦のセックスレスを脱したいなら、再開のきっかけは「夫が作る」と心得ましょう。生理(月経)や産後・育児ストレスなどが原因でホルモンバランスを崩しやすい女性・妻は、男性・夫からすると「扱いに困る生き物」かもしれません。
それでも、旦那から求められなくなると「さびしい」というのが、女性・妻の本音なのです。夫婦のセックス再開のきっかけが見つかれば、失われた恋人感覚も戻ってきます。
たとえお子さんがいても、海外の夫婦のようにラブラブなお二人に!そうなれば、奥さまとのご旅行やデートへの期待値も高まり、ご夫婦そろって待ち望んだ「生涯、男と女でいる」という関係になれます。
セックス・ロスを愛人で埋めてしまう前に…
ぜひあなたの大事な妻へ「再開のきっかけ」をプレゼントしてあげてくださいね。
- レイ
元風俗嬢、フリーライター、作家 - 東京都出身。
2012年より風俗嬢としてイメクラ、デリヘルに在籍。ランキング1位・月収3ケタをマークし、2017年より風俗ライターに転向。
現在は、風俗メディアへの寄稿に限らず、美容、恋愛、転職などの幅広いジャンルで執筆中。
SE0検索順位1位、出版賞の獲得実績あり。
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