性欲と色の相互関係は、2003年にアメリカで確立した色彩心理学の分野で証明済みです。2008年にアメリカのロチェスター大学が発表した『男性は赤を身につけた女性を見ると、セックスしたくなる』という論文でも、科学的に証明されています。
今回は、性欲を刺激する効果のある色を国別・男女別にピックアップ!興奮する「セックス部屋(ヤリ部屋)」の作り方も解説します。
この記事を読めば、色が性欲に与える影響力を知り、エッチな気分になる色のインテリア・小物を取り入れた部屋を作れるようになります。結果的に、パートナーとのベッドイン回数も格段にアップするはずなので参考にしてくださいね。
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性欲を刺激する効果のある色|国別
性欲を刺激する効果のある色は国ごとに違います。ここでは、日本を含めた世界各国別に「性欲を刺激する色」を見ていきましょう。
日本は「桃色(ピンク)」
古来より、日本では「桃色(ピンク)」が性欲・色情・性愛を象徴する色でした。桃色という言葉の起源は万葉時代(奈良時代)までさかのぼり、性交渉の際に紅潮した女性の肌が桃色に見えることに由来しています。
これにちなんで、当時、女性を食い物にする男性の様子を「桃色遊戯」と表現したそうです。
ラピュタ阿佐ヶ谷にて本宮映画劇場presents六邦映画 6つの桃色秘宝にて「好色日本性豪夜話」(1971)鑑賞…50年以上前のプリントを発掘な超貴重上映。お伽噺にお色気を散りばめ実写とアニメ❗️を融合させたある意味「まんが(ちょっとだけ)日本エロい話し」(笑)…金掛かったピンク大作映画は26日まで上映♥️ pic.twitter.com/XxeKn6IvOm
— 中田圭 (@keinakata) March 24, 2022
今でも性的内容を表すときに「ピンク」という言葉が使われています。
ピンクの店 | 風俗店 |
ピンクサロン | ピンサロ(風俗) |
ピンク映画 | ポルノ映画 |
ピンクローター | 女性の陰部に使う性具・大人の玩具 |
いまだに大人の男性は「ピンク」と聞くと、18禁・アダルトなどの性的な事柄をイメージするかもしれませんね
アメリカ・イギリス(英語圏)は「青色」
アメリカ・イギリスなどの英語圏では、「青色」が性欲・卑猥という意味をもちます。1920年代に活躍したイギリスのコメディアン・マックス=ミラーが演目中に2冊のノートを取り出し、観客に対して「どちらのジョークを聴きたい?きれいな白色か、卑猥な青色か」と尋ねたことに由来するそうです。
また、性的描写のある本・モノクロフィルム(映画)には検閲時に青色のチェックマークがつけられていた背景も関係しています。「青色=性欲を減退させる色」と考える日本とは真逆の感性ですね。
これにちなんで英語圏では、性的描写を含むコンテンツの呼び名に「ブルー」という言葉が含まれています。
はぇ〜、日本だとセクシーな色ってピンクのイメージですけどアメリカだと青色がそうなんですね〜
確かにちょっと古い文章だとエッチなビデオのことをブルーフィルムって書く表現ありますもんね…アズレンのユニオンの青…
あっ pic.twitter.com/f5FDMTKxt4— あぬるがす (@anurugasu) April 13, 2022
ブルーフィルム(Blue Film) | ポルノ映画 |
Blue joke(ブルージョーク) | 下品なジョーク・下ネタ(性的な話題) |
ブルーボールズ(blue balls) | 欲求不満な様子、ムラムラ感 |
英語圏でいう「blue balls」を直訳すると、性欲の溜まった睾丸という意味です
中国は「黄色」
中国では「黄色」が性欲・わいせつ・堕落という意味をもちます。一方で、中国における黄色は、皇帝・高貴な人・僧侶の象徴でもあるのです。
性欲と皇帝という関連性の見えない2つの意味合いのシンボルカラーが黄色になった由来は、紀元前700年前の中国までさかのぼります。
当時の中国には「房中術」という、風水の考え方をもとにしたセックスの技法がありました。房中術では皇帝の年齢ごとに射精回数が決まっており、より多くの女性と射精回数を守ったセックスをすることで長生きするための「気」が十分に得られると考えられていたのです。
当時、多くの女性と性交渉ができるのは身分の高い中国人のみだったことから、性欲と皇帝の両方のシンボルカラーを黄色で統一したのだと思われます。
黄色電影 | ポルノ映画 |
黄色書簡 | エロ本 |
掃黄運動 | ポルノを規制する政治運動 |
フランスは「白色」「ピンク」
フランスでは「白色」が、妖艶・清廉潔白・女性の美を意味します。白色のドレスを着た女性が、フランス人男性にとって妖艶に感じられたことに由来します。その証拠に、フランスの風俗嬢・娼婦は白色の装いで接客に向かうのですよ。
また、フランスにおける「ピンク色」は甘い・バラ・セックスなどの意味をもちます。フランス語で「ローズ(rose)」といい、主に、満ち足りた愛や情熱を表す言葉です。
アホマン・ア・ルドゥホース(Un roman à l’eau de rose) | 甘い小説、官能小説、ラブロマンス小説 |
ラ・ヴィ・アン・ローズ(la vie en rose) | バラ色の人生 |
フランス人は、上品な妖艶さは「白色」・エロにまつわることは日本と同じく「ピンク色」を連想するようです
イタリアは「赤色」
イタリアにおける「赤色」は、情熱・情事といった性欲のシンボルカラー。18禁映画・ポルノ映画に赤色のマークがつけられていたことに由来しています。
赤色といえば、1900年からの5年間、国別対抗の自動車レースで国際自動車連盟によって割り当てられた、イタリアのナショナルカラーでもありますね。
また、イタリアの国旗に含まれる緑・白・赤の配色のうち、赤色は熱血・愛国者の血という意味合いがあります。こうした背景も相まって、イタリア人は赤色を見ると興奮するのかもしれません。
スペインは「緑色」
スペインでは「緑色」が、性欲・卑猥さの象徴といわれています。一方、スペインにおける緑色には希望という意味合いもあるのです。
バナナやリンゴなど多くの果物は熟す前に緑色であること、そして、緑色の果物を食べられるまでの期間を「今か、今か」と希望に満ちた状態で待つことに由来しています。
性欲・希望の両方を象徴する色がなぜ緑色なのか、理由は明かされていません。セックスを通して妊娠・出産ができることから「新しい命が生まれる行為(セックス)=希望」というイメージがついたのかもしれませんね。
世界共通の性欲アップカラーは「紫色」
世界共通の性欲アップカラーは「紫色」です。男性を青色・女性を赤色にたとえ、青色と赤色をミックスする(=男女で交わる)と紫色になるという一説に由来しています。男女の違いを色合いで示した例といえば、トイレ標識が代表的ですね。
色彩心理学における紫色には欲求不満・下品・性欲という意味合いがあります。すべての人々が無意識のうちに、紫色を見るとエロティックな印象を受けるのでしょうね。
性欲を刺激する・興奮する色|男女別
性欲を刺激する・興奮する色は、男性と女性とで異なります。ここでは、性別ごとの性欲を刺激する・興奮する色をご覧ください。
男性の性欲を刺激するのは「赤色」
男性は「赤色」を目にすると、性欲が刺激されます。
男性が興奮する色については、2008年にアメリカのロチェスター大学が発表した『男性は赤を身につけた女性を見ると、セックスしたくなる』という論文で科学的に証明されました。
男性はルックスによらず、赤色を着た女性に性的魅力を感じる
同大学は、「ルックスに関係なく赤色を着せた女性に対して、男性は性的魅力を感じるか?」ということを検証するために、興味深い実験をおこなっています。
実験内容は、女性の容姿レベルを上・中・下の3つに分けて赤色の洋服を着せ、女性全員を男性に見てもらうというシンプルなもの。結果は、以下のとおりです。
- 男性は、ルックスに関係なく赤色を着た女性に性的魅力を感じた
- 赤色を着た女性のうち男性をもっとも興奮させたのは、ルックス「中」
特別キレイでも可愛くもないルックス「中」の女性でも赤色の洋服や下着をつけていれば、視覚効果で男性からエッチに見えてしまうんですって!
色彩心理学における赤色は「興奮色」
色彩心理学における赤色は、人や動物をパワフルにさせる「興奮色」。たとえば、闘牛の前に赤い布をチラつかせると興奮しますよね。
ショッピングモールや通販サイトで見かける「SALE」のポスター・バナーに購買意欲をそそられることがあるかと思いますが、それも赤色をベースに作られています。
もっと原始的な物質をたどれば、熱く燃え上がる炎の色も赤です。さらにトイレの標識では、女性側の標識に「赤色」が用いられていますね。
そんな赤色は、男性にとって女性性を強める色であり、「セックスの対象がここにいるよ」と認識づけて発情させる色なのです。
女性の性欲を刺激するのは「ピンク(桃色)」「紫色」
女性の性欲を刺激する色は「ピンク(桃色)」と「紫色」です。ピンク(桃色)は女性ホルモンの内分泌を促し、女性の体力・気力・精力を充実させる「やる気の色」。
一方、脳科学における紫色は、女性が性的に興奮しやすい色といわれています。女性は紫色を見ると、「活発になる交感神経」と「リラックス状態を誘う副交感神経」の両方の働きが活性化し、フワフワとした心地よさが得られるそうです。
フワフワとした心地よさ=セックスへの抵抗感が薄れる状態です
女性は、紫色の服を着た男性に発情しやすい
脳科学の一説によると女性は、紫色の服を着た男性に発情しやすいそうです。ポイントは、派手すぎる原色の紫色を避けること。
副交感神経が活性化している状態で原色を見ると「フワフワとした心地よさ」が薄れてしまいます。
相手女性に程よくリラックス状態にする・発情してもらうには、「ラベンダー色」「青みの少ない紫色」の洋服・下着がおすすめです。
性欲減退カラーは男女ともに「青色」「黄色」
男女ともに性欲を減退させるのは「青色」「黄色」。色彩心理学における各色の意味は以下のとおりです。
青色 | 鎮静、リラックス、安眠、冷静、誠実、ネガティブ、悲しみ、冷たい、涼しい…など |
黄色 | 注意喚起、イライラ、注目、明るい、希望、生命力、親しみやすさ…など |
どちらの色にもポジティブな意味はあります。しかし、青色は心の鎮静化を促す色であることからセックス時の高揚感を奪う色なのです。
また、黄色も集中力を奪うことからセックス時に見ると、相手の身体・プレイに集中できなくなる色にといえます。
黄色・青色は、エッチなムードを作るのには不向きなんですね
性欲を刺激する色をプラス!セックスしたくなる部屋の作り方
性欲を刺激する色をプラスすれば「セックスしたくなる部屋」が作れます。
ここでは、セックスしたくなる部屋の作り方として、興奮する色を使ったおすすめインテリア・小物を紹介するので参考にしてくださいね。
照明は「薄暗く」設定しよう
部屋の照明は薄暗く設定しましょう。薄暗い部屋では、お互いの顔・表情・身体などが鮮明に見えず、人は大胆なセックスをするようになります。
その根拠は、1973年に心理学者・ケネス=ガーゲンがおこなった、ある実験。実験後に再び会うことはないという条件のもと、赤の他人同士である男性5名・女性5名が薄暗い部屋に入れられました。
実験の目的は、「薄暗い部屋で人はどんな行動に出るか」ということの検証。その結果、ほぼ全員といえる男女が、お互いの身体に触れたり、キスをしたりしたのです。
この実験により、「相手に見られたくないところが見えなければ、人の性欲は刺激され、赤の他人にも大胆になる」ということがわかりました。だから、セックス部屋の作り方の基本中の基本は、照明を薄暗くすることといえるわけです。
寝具・ファブリックは「暖色系」にする
寝具やファブリックは性欲アップに効果的な暖色系にしましょう。ただし、カーテン・シーツ・枕や布団カバーなどに彩度の高すぎる赤色を使うと落ち着きません。暖色の中でも安定感のある「ベージュ」「キャラメル色」を選ぶのがおすすめです。
ベージュは色彩学において「赤みがかった、灰色の混じった明るい黄色」とされています。また、色彩学におけるキャラメル色は「赤みがかった、暗い黄色」という定義づけです。
どちらも心の安定をもたらすカラーですが、「赤み」が混じっているため性欲を刺激する作用も期待できるわけです。
実際に、イギリスのファミリー向けオンラインショップ『littlewoods』がおこなった統計調査では、寝室まわり(壁や寝具)がキャラメル色の部屋で眠るカップルは、平均セックス回数が週3回というデータが挙がっているのですよ。
3-3.サイドテーブルに「ピンク色」「紫色」のアイテムを置く
ピンク色・紫色は、男女ともに性欲を刺激される色です。そのため、寝室のサイドテーブルにピンクローターを置いたり、一輪挿しに紫色の花を生けて飾ったりするのがおすすめ。
ポイントは、どちらも「淡いトーンの色合い」を選ぶことです。原色寄りで彩度の高い色合いは、安らぎを損ないます。
また、部屋に紫色のアイテムを置くときは、「青紫」を避けましょう。青系のトーンを含む色は安眠に作用するため、セックスする雰囲気ではなくなってしまいます。
「ラベンダー」「赤みがかった紫色」を選びましょう
3-4.女性の下着は「赤色」で統一してもらう
パートナー女性の下着は、男性の興奮色である赤系で統一してもらいましょう。男性が普段以上に興奮する様子を見て、女性もエッチになってくれるはずです。赤色が苦手なら、派手すぎない色調の紫色のブラショーツでも興奮できます。
女性の下着においても「青色」は避けましょう。性欲が減退してしまうほか、セックス中に眠くなってしまう場合があるからです。
青系の下着が好みなら、寝室インテリアのワンポイントに赤色のアイテムを配置して性欲を損なわないようにしてみてください。
まとめ
- 性欲アップの色は国・性別ごとに違う
- 世界共通のエロい色は「紫色」
- 男女共通の性欲減退カラーは「黄色」「青色」
- セックスしたくなる部屋づくりは薄暗さ・暖色を取り入れるのがポイント
- 風俗でエロい色の下着をつけた女の子を指名して、性欲アップするか検証してみて♪
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